◆タマの世界征服 ◆11.桜第六東と桜第六西のネコ達…◆

11. 桜第六東と桜第六西のネコ達…

タマの世界征服

11.桜第六東と桜第六西のネコ達…

人間に復讐をしようと心に決めているタマは、ネコ同士の争いがあることに驚いた。ネコ同士の争い理由は何だろうと考えながら、集会場所でゴロゴロしていた。

「レオン、桜第六西のネコ達と仲良く出来ないのかな？」

レオンはびっくりしてタマを見た。

「仲良くするだって！？おじいちゃん達が勝ち取った場所に桜第六西のネコ達を入れることは出来ないよ。」

「だってずいぶん前の事じゃないのかな？」

「確かに前の話だけど、この場所を大事に僕らで使うよう言い聞かされてるんだよ。」

タマは言った。

「そもそも、何でこの場所を争う必要があったのかな？」

レオンは考えた。

「何でだろう…」

沈黙が続きレオンは言った。

「僕のパパもそう言われ続けてたみたいだよ。」

「タマちゃん、レオンも知らない過去があるんじゃない？今日はこのくらいにして家に帰りましょうよ。」

シロちゃんが言った。とりあえずタエちゃんがいる家へ帰ることにした。

「シロちゃん、ネコの争いって何だろうね？」

「私にもわからないわ。」

タマは家へ帰り着くといつものように縁側でゴロゴロした。

「気持ちいいにゃ～」

レオンは考えていた。パパから聞かされたお爺ちゃんは、東の場所を優先的に僕たちが使えるように闘って手に入れた場所だと。しかしよく考えてみると一緒にこの場所を共有しても問題ないのではないかと思った。

「どうして東と西に別れたんだろう…もう一度パパに聞いてみよう。」

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